多重債務になる理由

一昔前は金融業者といえば質屋しかありませんでした。その時代は現在のように多重債務者やブラックなどといった言葉も存在していませんでした。しかし返済出来なくなったら、手押し車に家財道具を積み込んで夜逃げをする人はいました。

時代の流れとともに誕生した消費者金融やクレジットカード会社といった存在が、消費者の多重債務問題を日常的なものとしたのです。その結果、質屋時代の破産法を裁量免責の運用でしのがざるを得ないようにさせました。

しかし、カード社会が農業破壊の倫理観で批判をすることは理にかなっていません。多重債務者問題の性質は、一人の個人に対して複数の金融業者が貸し付けることにあります。

債務者個人そのものに着目すれば、非合理な経済行動や過失、借りるための債権者企業への虚偽申告、浪費といったことは大いにあるでしょう。債務者は自らの落ち度は十分すぎるほど理解しています。

だからこそ自分でとことん解決しようとするのです。こういった自分で解決しようとする行動が、より債務を増やしてしまっていることから、一刻も早く金融の専門家に相談したほうが身のためかろ思います。